うつでパニック障害でHSPな私の日常

うつでパニック障害もちで、HSP性質のうつ餅さんとさんにゃんむすめのドタバタ劇場

エイリアン:コヴェナント

どうも!うつ餅です。

今日の課題『映画を観る』クリアしましたー。
観た映画は

エイリアン:コヴェナント

■あらすじ■
時は2104年。
地球に住むことが段々困難となって来た人類は、新たに住む星に移動するため、乗員15名、2000人の入植者を乗せたコヴェナント号に乗船し、候補星である惑星オリガエ6へ向かっていた。
その途中、強力なエネルギーバーストの衝撃波を受け、このままでは壊れちゃう!ということで、乗務員をコールドスリープから目覚めさせ、危機を回避することに。

外(宇宙)に出て作業をしていた乗務員が無事故障箇所を直して母船に戻る途中、謎の電波を拾う。
その電波の内容はなんと『人間が歌っている歌声』!
その電波の発信元を探したところ、2週間で到達できる星であることが判明。
もともとの候補星であったオリガエ6は再度コールドスリープをして7年かかるんなら、そっちの星の方がいいんじゃね?しかも居住可能領域だし!
主人公であるダニエルズは「なんか話がうますぎない?」と反対するも、多数決で電波の発信元である星に行くことに決定。

それが、間違いだったのです…

という話。

さてネタバレです。これからご覧になる方はお疲れ様でした
( ´∀`)/

■ネタバレ■

まず冒頭ですが、いきなり人が死にます。
エイリアンにやられたんでもなんでもなく、コールドスリープの機器故障で焼け死ぬ。しかもそれは主人公ダニエルズの旦那さんであり、船長。
そのくだり、いります?
んでもって、そのあとあらすじにも書いたように、電波を発していた星に探索隊を送るんですけど、そこには森や小麦が生えていて、地球そっくり。なのに『生き物』がまったくいない。
ねぇ、おかしくない?
とブツブツ言いながら捜索隊は電波を発信しているところまで山登り。
途中、「私、生物検査のサンプルとりたいわー」と言い出した女子と、護衛男子は別れて川の方へ。
女子がせっせとサンプルとってる間に、「おれ、ちっこしてくるー」と草むらの方に行った男子は、無意識のうちに木の根元に生えていた『実』を踏み、出て来た胞子はまるで生きているように固まりとなり、男子の耳へ。
一方捜索隊は山の上にあのU字型便器みたいな宇宙船を発見し、中へ入っていきます。途中捜索隊の1人が同じく『実』を潰し、吸い込んでしまいます。

さて、生物検査組が探索船に戻る途中で、急に男子が苦しみ出し「お、おれ、だめだぁ…」と真っ青な顔で倒れこみます。
女子大慌て。探索船に残っていた操縦女子に助けを呼びます。
なんとか探索船の救命室にはいった途端、男子は激しく吐血。
パニックになった操縦女子は生物検査男女を残したまま救命室をロックし、探索隊に助けを呼びます。でも生物検査男子から、不気味な『生物』が出て来て、ドアの窓ガラスと頭で叩き割り、探索船内に出て来ちゃいました!
きゃー!やだやだやだー!
と、銃を闇雲にぶっ放す操縦女子。
え、変なとこ当たったら、飛ばなくなっちゃうよ?

一方探索隊にも異変が出たものが。
そう、あの胞子をかいじゃった髭男子が「あー!くるしいよーん!」ともがき出し吐血。そしてさらに変な『生物』が口から飛び出て来ちゃって大混乱!
探索隊がようやく探索船につくぞっていう寸前に、パニック操縦女子のぶっ放した弾丸が原因で、探索船が大爆発!

え…マジか?

とボーゼンする探索隊。でも気がつけば変な『生物』に囲まれ、大ピンチ!

その時!パーン!!と照明銃を打ち、『生物』が逃げ出したところで「おれについてこい」という謎の男が。
その男こそ、プロメテウスでエリザベス・ショウ博士とともに『エンジニア』が住む星に向かったアンドロイド デヴィッドだったのです。

そう。この星は、地球に人類をつくり、いずれは移住するつもりだったエンジニアの住む星だったのです。
(詳しくはプロメテウスを観てね)

デヴィッドはショウ博士とともにエンジニアの星についたものの、ショウ博士は着陸の時に死亡。それから10年の間、この星の『生物』について研究してきた、と探索隊のみんなに告げます。
そーなんだー!早く逃げなきゃ!と探索隊はなんとか母船と連絡を取り、ここから逃げ出そうとします。

でもデヴィッドはなんか変。コヴェナント号に乗船していたアンドロイドウォルターに
「おれを作ってくれた人の死を見た。それはとても惨めなものだった。おれは、自由になり、誰の命令も聞かなくてよくなったんだ。おれは創造者になりたいんだ」
と告げます。
不審がるウォルター。

その頃、探索隊はひとり、また1人と『生物』に殺されていきます。
そして、ウォルターは、お腹がぱっかーんとなったショウ博士の遺体を発見し、全てを悟ります。

じつはエンジニアの星に無事帰って来た際、船内にあったエイリアン製造胞子がたっぷり詰まった爆弾を空から投下し、エンジニアの星の人を全滅させ、自分が『創造者になること』を望んだのです。

怒ったウォルターはデヴィッドと激しく争い、その闘いに勝った『どちらか』がダニエルズを救い、救助に向かった母船操縦士テネシーと共にエンジニアの星から無事脱出。
あー、よかったわー、と思ったのもつかの間、探索隊にフェイスハガーが取り付き、すでにおなじみエイリアンに成長していたやつが、またもやこっそり乗船しており、またまたパニック!
ダニエルズとテネシーはなんとかエイリアンをトラック搬出口までおびき出し、ウォルターの協力もあり、無事退治。
結局7年かけてオリガエ6に行くことになったテネシーとダニエルズ。
でもダニエルズはコールドスリープに入る寸前に気づいてしまうのです。

ウォルター(デヴィッド)が体内にエイリアンの胎芽を隠し持っていたことに。

ダニエルズは暴れまくるもすでにコールドスリープは始動しており、あえなくバタンキュー。

そしてウォルター(デヴィッド)は、人間の胎芽と共に、2つのエイリアンの胎芽をしまい、オーケストラの音楽を聴きながら、廊下を歩いて行く…

さて、オリガエ6についたときに、なにが…

てな感じですね。

正直うそだろマジか(´・Д・)」

と思いました。
プロメテウスは、地球の人類は、生物の進化ではなく、創造者がいるんじゃないの?という発想からうまれた大金持ちが、人間を作れたんなら、老いも戻してもらえるんじゃね?という我欲によって、偶然エイリアンとの死闘になった、というもの。
その続編が『プロメテウス2』ではなく、『エイリアン』を名乗っていることにまず疑問を持つべきでした。
今回の映画はプロメテウスの続編でもないし、エイリアンの前日譚でもない。

人間とアンドロイドの闘い

これだったんですよ。
銀河鉄道999か?メーテルか?鉄郎か?

松本零士先生万歳か?

今回の作品はアンドロイドのウォルター(デヴィッド)であり、あとはなにしてたん?あれ、あんた誰?というくらい、人間を描いていないんですよね。
しかもあっという間に無双されていくので、この人たちが必要だったのかどうかすらよくわかりません。
しかも確かに同タイプアンドロイドとはいえ、ウォルターとデヴィッドの違いがわかんなくって、
「あんた、どっちやねーん!」
となります(まあ、それが計算の一つなんでしょうが)

一応ポスターはダニエルズが主人公っぽくなってますけど、主人公として薄いんですよ。
船長の奥さん、という以外、なにができる人なのかも描かれていないので、優秀なのかどうかもわからないし、リプリーみたいに男勝りに機関銃ぶっ放すっていうシーンもないし。
エイリアンの活躍(?)も大してないし、来るぞ、来るぞ!キターーーーーッ!
っていう緊迫感もない。

全体的に『すじ』がないんですよ。やっつけに見えちゃうんですよ。確かにリドリー・スコット監督らしい、宇宙の描き方、コヴェナント号の美しさは素晴らしいです。

でもデヴィッドが、自分は死ぬことがない「モノ」。だから、創造者になれるんだ、という描写をもう少しして欲しかったなぁ。プロメテウスで少し描かれてましたけど、この作品でしっかり描かないと、10年の歳月が彼にもたらしたものはなんだったのかをしっかり描いて欲しかった。

プロメテウスは私の好きな作品だけに、その続編になりきれなかった今作はちょっとがっかり。

とはいえ、エイリアンの前日譚としても描ききれてないんですけどね。

そういう意味では続編でどうやってリプリーの時代にまで持っていくか、楽しみではありますが…

この作品を観る予定の方、プロメテウスは観ておいたほうがいいですね。


しくしくしく…