うつでパニック障害でHSPな私の日常

うつでパニック障害もちで、HSP性質のうつ餅さんとさんにゃんむすめのドタバタ劇場

SING!

Amazonビデオに前から見たかったSING!が解放されたので早速視聴。

面白かったですー!
歌のチカラって、本当に心を暖かくしますね。

お父さんが一生懸命洗車業でお金を貯めて建てた劇場のオーナー。
でも演目はどれも人気がなく赤字続きで潰れそう…。
ここはひとつオーディション舞台を作ろう!と思い立ち、街中にビラをばらまきます。

それに反応したのは

歌が大好きだけど、子育てや家事で忙しい主婦ブタさん

父親がギャングで、なんとなく手伝わされてるゴリラくん

音楽院まで出たのにパッとしなくて街頭でサックスを吹くネズミ氏

彼氏とバンドを組むも、メインボーカルをやらせてもらえないヤマアラシちゃん

歌がとってもうまいのに、引っ込み思案で人前では歌えないゾウさん

彼らは見事予選を勝ち残り、本戦に向けてひたすらレッスンに励みます。

でも館長コアラ氏は手持ちの金額もなく、電気求められ、土地も差し押さえ寸前。なのにカメレオン秘書が誤って10万ドルの賞金を出す!と言うことになっていたことを知りおおわらわ。
金持ち羊のおばあちゃんは往年の大スターで大金持ちであることを知り、なんとかスポンサーになってもらおうと、ゲネプロを観に来てもらうよう説得したまでは良かったのですが、そのゲネプロでとんでも無いことが起こり、なんと劇場自体が壊れてしまいます。その上賞金10万ドル、というのが嘘だった、ということもばれてしまい、みんなはバラバラに。

ペテン師扱いされ、落ち込むコアラ氏の元に、一度は離れたみんなが集まり

「どこか別のところで舞台をやろうよ!」

と言われたものの、すっかり気落ちしたコアラ氏は拒絶します。
でもコアラ氏はそのままでは終わらない。なんとかお金を作ろうと、パパがやっていた洗車業をスタート。羊さんもお手伝いして日々頑張っていました。

そんなある日、どこかでとても美しい歌声が…。
その声の方に行って見ると、今まで怖くて人前で歌えなかったゾウさんが、見事な歌を1人で歌っていました。
その歌声に打たれたコアラ氏。

みんなを集めて、廃墟に手製の舞台を作り、ショーを行うことを決心したのでした。

新聞やテレビで散々ペテン師呼ばわりされていたため、最初は冷淡な反応だった街の動物たちですが、こき下ろそうと生放送していた映像から流れる歌やパフォーマンスの素晴らしさに感動し、続々と会場に足を運びます。

いつしか舞台は超満員!

そしてハッピーエンドを迎えるのです。

この映画の宣伝を観た時、オーディションで勝ち上がってく動物たちの物語だと思ってたんですけどそうじゃなかったんですね。
才能はあるのに、環境や、人間関係や、自信のなさで諦めていた自分。
でもコアラ氏はいつも前向きに

出来るよ!すごいよ!悲観せずに前を向いたら絶対未来は開けるよ!

とはげまし、一度は挫折しかけた心を開かせて、素晴らしい舞台を作り上げました。

あらすじだけをみると、ありがちなアメリカンストーリーですが、動物たちの努力や、それぞれの挫折を乗り越えて行く姿にとても好感が持てました。

これ、人間じゃなく動物で描いているから余計に心に入ってきたのかなーと思います。映像もとても綺麗で、実際にこんな世界があるんじゃないかしら?と思っちゃうほど。

無名の人が有名になって行く映画はドリームガールズなどもありますが、それとはまた違った爽快感がこの映画にはあります。

オーディション予選の時に、CDできゃりーぱみゅぱみゅの曲をかけながら、口パクで踊るアライグマグループが出てきます。日本語なので、これは今の日本で流行ってるA○Bを元に作ったんだろうなぁ…。
アメリカではやっぱり日本は「口パクアイドル」と思われてるのかしらーとちょいと恥ずかしくなりましたが…(笑)

勇気や希望!なんて押し付けがましい思想などはなく、前向きに生きてきゃいつかはいいことがあるよ、ということを教えてくれるナイスな作品でした。

これDVD買っちゃうかもなー…

Amazonプライムに登録の方、是非ご覧くださいませ(^-^)

いやー。いい映画みたなぁ…