父の遺産
ども!うつ餅です!
今日父親の遺産管理会社から文書が届き、父親の遺産整理と分配金が確定したとの連絡がありました。
父は定年を過ぎた後も別の会社の顧問などもやっていたので70くらいまでは働いてはいたんですけど、それもリタイアしてから20年近く年金暮らし。
それでもそれなりの金額を残せたのは純粋にすごいな、と思いました。
父はちょうど東京オリンピックの高度成長期に働き始め、バブルを越えるまで遮二無二働いて、2度目の東京オリンピックを観ることはなくなくなりましたが、それでもこれだけの期間働き続けるということは大変だったろうな、と。
とても不器用な人で、家族とのコミュニケーションをどうやって取ったらいいかわからず、べらんめぇな感じで接してきたので、私たち残りの家族も、彼とどう接するのがいいのかわからない、というような人間関係でしたが、最後にこうやって金額で彼の功績を観ることができました。
ようやく父親を尊敬できる、と思いました。
人が生きて行くために必要なのはコミュニケーションとお金。
彼は生きて行く上でのコミュニケーション能力は、少なくとも家族に対してはゼロだったけれども、定年まで働いて、そこで終わらず請われて顧問までやっていたのですから、会社での評価は高かったのでしょう。その対価として残った金額を目にし、家族という単位を堪能することができなかった私としては、父親も本当は家族という単位を堪能したかったのかな?とか、ここまで築くために家族という単位を敢えて犠牲にしたのかな?とやや複雑な思いになっています。
私が今『家族』と呼んでいる人達は私も含め、コミュニケーション能力にやや問題ありでした。
そんな個々が集まった集団ですから、暖かさや柔らかさはほとんどありませんでしたが、今日届いた文書をみて、父親の暖かさ、みたいなものを感じることができました。
今日はお線香をたくさんあげようと思います。
合掌