キャラクタービジネスに明日はあるのか!?
久しぶりに真面目なことでも…。
私の職場はキャラクター業界。
職場にはいろんなキャラクターが置いてあり、まるでおもちゃ屋さんみたいです。
今日は用事があり、東京駅のキャラクターストリートへ行きました。
ここは名前の通り、いろんなキャラクターショップがあり、うちの会社が運営しているお店もいくつかあります。
昨今色々なアニメが話題になってますよね。
ちょっとしたアニメブーム。
でも正直なところ、最近のアニメ、マンガでキャラクター商品が売れているか?というと答えは『×』なのです。
代表的なキャラクターといえば、
ディズニー
スヌーピー
キティちゃん
どれも何十年も前から愛されているキャラクターですよね。そういうお店には、老若男女、国籍を問わずさまざまなお客様がいらっしゃいます。
では、最近固定されつつあるキャラクターは?
んー。
ジブリはそうかもしれませんね。
私はネコ好きなのは友達には普通に知られているので、よく魔女宅のジジのグッズをもらいます。
でもジブリ作品の中で、固定化されたキャラクターは?
と聞かれたら、魔女宅、トトロ、千と千尋、あとはー…。
という感じじゃないでしょうか?
もう10年くらい、全ての層に愛されているキャラクターって、生まれてない気がするんですよね。
ポケモンは女の人にはそんなに知名度ないし、LINEキャラクターも瞬発的なものがほとんど。
となると、
『ある層に特化したものを瞬発的に作る』
しかなくなっちゃうんですよね。
今セーラームーンの大人向けグッズがたくさん作られていますが、それは当時アニメに夢中になっていた子供達が大人になって昔を懐かしむ、という立ち位置。
あとはいろんなキャラクターに『誕生日』を作って、その日をターゲットにピンポイントで記念アイテムを作る。
そんな感じ。
今はネット社会だから、いろんな情報が分散しているため、ユーザーの好みも昔に比べたらあっちゃこっちゃに向いているんでしょうね。
そんな中でキャラクターグッズを作り続けることは、なかなかチカラが必要です。
先読みのチカラ
例えばあんなに大流行した『君の名は。』ですが、その映画はたくさんの人が見ても、その映画関連のグッズは巷に溢れてはいません。
なぜなら、あの映画はある意味『実写』なんですよ。キャッチーな何かがあるわけではないので、物販まで行かないんです。
流行っているマンガもより実写に近づいています。
だから、最近の邦画はマンガの実写化が多いんですよね。でもやっぱり『うわー!印象的ー!』っていうものがないので物販には繋がらず。
もう、トトロみたいにキャラクターが活き活きしている作品が出来てくれれば、もう少し変わってくるのかもしれません。
みんなに愛されるキャラクターができる日を望んで止みません。