うつでパニック障害でHSPな私の日常

うつでパニック障害もちで、HSP性質のうつ餅さんとさんにゃんむすめのドタバタ劇場

ここでもまた共依存

家族関係があまり健全ではないと気付いた時、自分はいい家庭を持ちたいなー。いつも笑ってる家族になるようにしたいなー。と思ってました。

でも、元々共依存体質の私は、彼ができるといわゆる『重い女』になっちゃうんですね。
あなたがいいならそれでいいのー。
あなたの思った通りにやってー。
でも心の中は構ってちゃんがうぞうぞうごめいているのを私は気付いてなかった。
だから私の恋愛っていつも短期間でした。
当時の彼氏たちよ、すまなかった。

地方に転勤になった時、家族も友達もいない土地に馴染むのか怖くて、はやく友達か彼を作りたいと思うようになりました。1人じゃ何にも考えられない人だったから。
なのでネットの出会い系に登録して、何人かの人と会いました。
その中に、とっても誠実で、その地方のいいところを一生懸命案内して、説明してくれた人がいました。
見た目もそんなに悪くないし、自然とお付き合いをするように。
その後1ヶ月くらいしてからかなぁ。彼がリストラにあった、というので私の家に転がり込んできて、そこから同棲生活に。

今思えばおかしかったんですよ。
夜10時ぐらいになると、ちょっとでかけてくる、と言って家を出て、夜中の2時3時まで帰ってこない。
家にいる時も、テレビを見たいからといって、別部屋におこもり。
元々別寝室にしてたので、私は気にもとめていませんでした。それに彼は出会った時も、転職後も接客業についていたので、時間はシフトによりバラバラだし、夜に急に呼び出されて出勤、というのもしょっちゅうだったから。

うつにもなっていたので、他人のことをいろいろ詮索する元気もなかったし、彼は病気を理解して、優しく接してくれていたからそれでよかったんです。

でもある夜、夜といっても明け方なんですけど、突然電話が鳴り、出てみると
「警察ですが」
と。なんでも彼は真夜中の暗い道でドライバーを持って車の外にいたところを職質されたんだそうです。
あわててタクシーを呼んで派出所に行き、身元保証人としてサインをし、厳重注意だけで家に帰されました。
車の中で彼は
「車のバンパーの錆を落としてただけなのに、変に勘違いされて職質されてさー!アッタマくるよ!」
と。
その時はああそうなんだ。と受け流していました。

でもそれからまた何週間かして、また深夜に電話。
またもや警察からでした。
今度は、一人暮らし用のマンションの2階に住む女性宅のベランダによじ登り、ひたすらノックしていたそうです。
それを通報され、逮捕されたとこのとでした。

もうパニックになって、警察に行ったところ、起訴するかどうかを決めるからしばらく勾留するとのこと。
彼からの伝言は「会社には体調が悪いからしばらく休むと伝言して」とだけ言われました。
もうどうしたらいいのかわからず、それで東京の家族に連絡したんですよね。弁護士事務所で働いていた兄のつてで、誰か紹介してもらえないかな、と思って。

でも結果はただパニック障害を引き起こしただけとなり、最悪な結果に。
最初警察に行った時には信じられなかったんですけど、駐車場に止めてある彼の車をみて、涙がとまらなかった。

なんてことしたんだろう。
どうなっちゃうんだろう。

彼の両親は典型的な田舎の人間なのでただオロオロするばかり。主のいなくなった彼の部屋を見てみたら、そこにはかなりハードなAVが、押入れにパンパンに積まれていました。
毎日夜に出かけていたのは、このAVを買いに行くのと、夜の街を車で徘徊し、好みの女の子を見つけると、その子の家の近くで自慰行為をしていたんだそうです。

そん時に別れりゃよかったんですよね。
でも私は休職中で、いつ働けるかもわからないし、家族に頼るなんてことは全くできなかったから、ただひたすら耐えていました。
10日後、彼は略式起訴で10万の罰金で釈放されました。
戻った彼は、「もう2度としない。本当にごめんなさい」と土下座をし、私は今持っているAVを全て手放すことを条件に許すことにしました。
根は物凄く優しい人で、愛情もその時にはあったから。

でも、それが単なる序章だったんだな、と後から気付かされたんです。