うつでパニック障害でHSPな私の日常

うつでパニック障害もちで、HSP性質のうつ餅さんとさんにゃんむすめのドタバタ劇場

パニック障害はやっかい

鬱になってしばらくして、母親の言葉をきっかけに初めてのパニック発作を起こしました。

地方に赴任していた時、昼休憩でパスタ五右衛門で会計を終わらせた後でした。
その時の症状は

心臓ばくばく
耳がキーンてなる
息ができない
めっちゃ冷や汗

もう死んじゃうかもーー!
と思いました。

私1人だったので、どうしたらいいのかわからず、とりあえず人のいないところまでヨロヨロしながら行き、柱の陰に隠れてしゃがみこんで、救急車を呼ぶの恥ずかしいな、でもこのまま意識失っちゃったらどうしよう?
と考えているうちに症状は収まり、酸欠の時にある頭のぼーっとする感くらいになったので、会社に戻りました。
でもその後もおかしいんですよね。人の声や電話の音がいつもより物凄く大きく聞こえる。音がわぁーーーっと私に降りかかってくる、という状態でした。

その時の体験が強烈だったんでしょうね。
もう外に出るのが怖くなっちゃって。
音が降りかかってくる感覚と、あの時の症状を思い出すと、またこんなことが起きたらどうしよう…。と不安で不安で。
その話を当時の担当医に話したら、

「あぁ、それはパニック障害ですね」

と言われ、鬱に加え、抗不安薬も飲むようになりました。

それから自分をコントロールできるようになるまでは、結構救急車のお世話になりました。
発作が起きている間は、ほんとに死にそうなくらい辛いんですけど、救急隊が来る頃には治っちゃってる時もあって、それでも念のため病院に運ばれて点滴治療、という事もありました。
救急の看護師さんに「この紙袋をお守りにして持ってなさい。発作が起きたら、これを鼻と口に当てて呼吸すればなおるから」と言われ、茶色の紙袋を渡されました。
過呼吸って、吸えなくなるから苦しいんだと思ってたんですけど、息を吸いすぎて吐き出せなくなっちゃったから苦しいんだそうです。だから過呼吸になったら、紙袋を鼻と口を覆うように当てて、深呼吸すると、二酸化炭素が体内に入り、酸素の量が適切に戻るんだとか。
その紙袋、3年くらい持ち歩いてたなぁ…。

今の病院に移って、最初のカウンセリングを受けた時に、臨床心理士の先生に、軽い発作が出た時の防ぎ方を編み出してみましょう。と言われました。
そこで、私が編み出した発作対策ですが、今ではあまり起きなくなった過呼吸に対してですが、起きた時は、倒れないように椅子などに座って、限界まで息を止めます。そうすると楽になるんです。
パニック発作でやっかいなのは、やっぱり動悸ですね。あの心臓ばくばくは本当に怖い。私はバクバクしそうだな、と思った時に脈を取るようにしてます。
そうすると当然脈はバクバクと速くなってるんですけど、「脈があるんだから、生きてるんだ」とつぶやきながら続けてるとだんだん治まってきます。

でも、もう絶対起こるだろうなーという時、例えば休日の繁華街やシネコンに行くとか、大きな居酒屋チェーンで飲み会があるってわかっている時は、先に頓服を服用します。

でも頓服もやっかいなんですよ。
その日は乗り切れても、次の日にダメージをうけてる。
ファイトー!イッパーツ!などの滋養強壮ドリンクを飲んだ方ならわかると思いますが、飲んでる時は

いけるぜいけるぜ

って走れるのに、効果が切れると倍の疲れがやってくる。そんな感じです。

パニック障害はほんとやっかい。
いつ発作が起きるかわからないんですもの。
でもきっかけになる言葉や音っていうのが、その人それぞれにあると思うんですよね。
私にはあります。
だから、そのきっかけになる『デスワード』を聞いてしまったら、とにかく頓服を服用することにしています。

他の人はどう対処してるのかなぁ…
アメリカみたいなグループセラピーをやっているところがあったら、ぜひ行ってみたいと思う今日この頃です。